議員定数削減反対討論

 

議員提案議案

犬山市議会の議員の定数を定める条例

地方自治法(昭和22年法律第67号)第91条第1項の規定に基づき、条例で定める犬山市議会の議員の定数は、18人とする。

 

反対討論

1           なぜ今か

昭和30年から平成3年まで定数30で市議会は運営されて生きたが、定数削減の空気が日本中に蔓延し始め、選挙ごとに定数を減らした。平成7年に28、平成11年に26、平成15年に25、平成19年に22、平成23年~平成31年は20。

 

2           定数を減らすことが議員の質の向上につながる理由

椅子取りゲームが議員の質向上につながるとは考えづらい。

議案質疑の時にも明らかになったが、定数減とかかわりのある議員の質を向上させる具体的な方法はないので、議員が次回落選するかもしれないという危機感のみが議員力向上のモティベーションの原動力となるという事は、ややいびつな議員を生み出すのではないか。言い換えれば、子供たちに、テストを課して、そのために勉強させるという受験勉強メンタリティーがそのベースにあるのではないだろうか。子供たちの、テストで合格することを目指してすれ勉強を見れば、よくわかるように、テスト直前の詰め込み勉強も楽しくない、合格しても、勉強したことを忘れてしまうし、このメソッドでの能力向上というのは、もうありえないことはわかってきている。

​選挙というのは、何があるかわかりません。定数が少ないから厳しい、定数が多いから楽ということはいけないは候補者はわかっていると思います。

2が議員力を高める唯一あるいは有力な方法であるのなら、どれくらいの頻度で定数減を行っていくのだろうか

毎回行うのか、前回からのように12年に一回行うのか。

 

3           多様性の時代に逆行しはしないか

選挙に弱い私が、偉そうに言うのははばかられますが、平成11年私が初当選してから内側から市議会を見てきました。当初は、生意気にも、どうして、一般質問や討論を自ら書かない方がいらっしゃるのかわかりませんでした。そして、その部分だけを見て、市議会議員としての資質を持ち合わせていらっしゃらないのではないかと思っておりました。しかしながら、最近思い返してみますと、そういった議員の先輩方は私のような青二才ではわからない、特異な個性を持った方々であったのではなかろうかと思うようになりました。現実というのは、理論ばかりで割り切れない部分もあります。どれだけ話し合っても心が通じ合えない人々もいます。できる限り、現実の多種多様な価値観を拾い上げるためには、色んな議員がいられるようにしておいた方が犬山市の縮図としての犬山市議会は継続されていくと思っています。

4           地域代表という重要な側面を無視することになる

​以前の議論で、市議が地域代表的立場から脱却すべきという意見もありましたが、私はこれからの時代、こてこてのずぶずぶの地域密着型議員が必要だと思っています。

基本的に、末端の政治家である市議会議員の数を減らすという事はあまり、日本の社会にとっては望ましくないと最近感じ始めた。日本人の持つ本質的な性格からして自ら自分の思いを発出していくことが難しいので、そこには仲立ちする人間が必要になる。かつては、町内の有力者や町会長やあるいはいわゆる顔役的な人がいて地域の問題をまとめることもできていたが、最近はそういった役割を担う人々がいなくなった。地方議員がそこを担っていくべきではないだろうか。そのためには、より多くの議員が、地域的にまんべんなくいきわたるようにすべきであろう。そのためには、定数をあまり減らすことは得策ではない。

5           アンケート結果にそぐわない

今年3月議員によって行われたアンケートでは、757名の回答をいただき、定数を20名以上と回答した方々が、354名で46.7%、19名以下が235名で31.4%。常識的に考えれば、現状で問題か、継続的に検討すべきとみる数字であろう。しかしながら、今回の議員提案はアンケート結果にそった判断をしていない。また、委員会での説明では、今回の議員提案はアンケート結果ばかりが根拠ではないということだが、それは、市議会議員自身が集めた数字よりも、議員個人のアンケートがどうあろうが、定数減という結果ありきという意思の表れに他ならない。また、委員会でも、定数削減賛成委員から、46.7%よりも31.4%の声を大切にすべきだという、多数決の原理に反する反民主的な発言が出ていたことには驚きを隠せません。

やはり、ここは、謙虚にアンケート結果を尊重すべきではないでhそうか。

 

6 なぜ19でなく18か

現在の議員数は、19です。百歩譲って、19人でほぼ4年間議会活動を問題なく展開してきたから19でというのなら、まだわからなくもないのですが、18という数字は一体どこから出てきたのでしょうか。減らすついでにもう一人といういい加減さがはっきりと見えてきます。