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令和4年6月24日

犬山市議会議員

柴山一生

 

犬山市議会の議員の定数を定める条例修正案

 

現行条例 

地方自治法(昭和22年法律第67号)第91条第1項の規定に基づき、条例で定める犬山市議会の議員の定数は、20人とする。

 

修正案 

地方自治法(昭和22年法律第67号)第91条第1項の規定に基づき、条例で定める犬山市議会の議員の定数は、選挙日の前年の1月1日の犬山市の人口を3500で除し、その整数部分を議員定数とする。

 

 

 

提案理由

二つある。一つは、議員定数にある程度の根拠を与える事。二つ目は、議員定数に関する不毛な議論を繰り返さないこと。

まず、平成15年の法改正で、議員定数は平成15年以前は自治法で決められ、人口によって上限がさだめられていたが、平成23年の法改正でその上限も撤廃され自治体で自由に決める事ができるようになった。自由ということは、自治体自ら、定数の根拠を示すのが期待される事になったわけだ。今までの経緯を鑑みれば、現定数あるいは現在の議員数と人口の関連性を重視すべきであろう。それ以外の要素は、あまりにも主観的なものと思われる。

今後は、議員定数を人口に連動させ、議員定数に根拠を与えるべきであろう。令和5年の統一地方選においては、令和4年1月1日の住民基本台帳の数‘(73030)を3700で割ると19.7378378。その整数部分を議員定数とする。

 

平成14年6月議会でも定数を26から24にする議論があり、賛成12,反対12で同数。大島議長が反対票を入れ否決された。しかし、9月議会では、1減で多数がまとまり、起立多数で議員定数1減の25名定数議員提案が可決された。

6月に2減は反対で、9月に1減なら賛成という議論は、本会議場では丹羽さんが反対討論をしただけで、なく、それ以外の場でも私の記憶では、市民向けの議会改革ポーズをとったように思えた。私もその一人だったが。

6月議会の議案質疑を読んでみましたが、賛成派は、民意、反対派は少数意見が救われないなどの話で、議員定数をどう決めるべきか、つまり具体的な算出方法については、議論されてきませんでした。

 

平成19年は宮地議員が25人を22人を提案。全国的な議員定数削減の圧力。

平成22年4月臨時議会で山田議員が22名を20名を提案。理由は、議会の機能をより高めていくための戦略的削減。

 

 

補足

人口が、70000であれば、定数は、20、69999であれば、19、66499であれば、18という事になっていく。2045年に、60,000人になれば、16人となる。(総務省 国勢調査及び国立社会保障・人口問題研究所 将来推計人口、総務省 住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数を基にGD Freak!が作成)

 

昭和30年~平成3年30、平成7年28、平成11年26、平成15年25、平成19年22、平成23年~平成31年20

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