ママスクエア王寺はJR王寺駅に隣接した大きな複合ビルの4階にある。
駐車場を改装した、子連れワーキングスペースというところだ。2017年に国の地方創生交付金を利用して、少し女性の就労率が低い状況を打破しようとし、総事業費8500万円の半分を交付金で賄って、事業をスタートさせた。その後はリクルート出身の社長が子育てしながら働ける環境を作りたいということで、ママスクエアを創業した。
ママスクエアは、コールセンターを業務とし、現在は4社から仕事を受注している。
20台ほどのパソコンの前に今日は7名のお母さんがたがヘッドセットを付けて入電に対応していた。
その部屋の隣は、クッションを張り巡らせたキッズスペースがあり、二人の未入園児と子守役のお姉さんがいる。
お母さんがたはしきりガラスに「お腹がすいた」とか「オムツ変えて」というお知らせカードが貼られると、キッズスペースに行って対応をする。
子守役のお姉さんは保育はしないので、無資格で大丈夫。
しきりガラスの最下部は透明でそのすぐ上の部分30センチくらいがすりガラスで、ワークスペースのパソコン画面が見えないようになっている。
お母さんがたのワークシフトは自由でお母さんの事情に軸を置いている。またお母さんがたの助け合いも大変上手く行っているようである。
行政としては、開所のお手伝いだけで、費用的にはマイナスはなく、働くお母さんに寄り添った施策を打つ自治体となるし、実際助かるお母さんがたも多い。さらにまたスタートすると賃料が入ってくるというメリットがある。
お母さんがたも保育料は無料で給与だけ入ってくるという嬉しいシステム。
是非一つの働き方選択肢として行政は提示をすべきだろう。
自治体としては、コールセンターを必要とする事業所をママスクエアに紹介することができれば、その自治体での開所は容易となる。
尚、ママスクエアでは撮影は禁止なので私の撮っ写真はないのでママスクエアのホームページをご覧下さい。